自分でやってはいけない害虫駆除を挙げるとしたならば、やはりスズメ蜂の巣の撤去でしょうね。たまに見かける蜂の中には、ミツ蜂やアシナガ蜂がいますが、それらの蜂は自分から人を襲うということはまずありません。人が蜂を捕まえようとしたり、何等かの攻撃を加えた時のみです。ところが、スズメ蜂ともなるとそうはいきません。蜂の中でも最も獰猛で危険度も高いといわれています。このスズメ蜂に人が刺されると、ショック死するという事故が全国的にも発生しているようです。やはり、スズメ蜂の毒で嘔吐や呼吸困難、あるいはめまいなどの症状が起こって、最悪死んでしまうようなのです。まあ！救急車で病院に搬送されるのは必至でしょうね。従ってそうならないためにも、万が一スズメ蜂の巣を発見した場合には、素人が勝手な判断で巣の撤去をするべきではないといえるでしょうね。
ちなみに、スズメ蜂の巣に人が近づこうとしようものならば、見張り役の蜂がいるそうなのです。その蜂がすぐに仲間の蜂に知らせると、大群で一気に襲ってくる可能性があるといわれています。そういう意味では、スズメ蜂の巣にすらも近づかないようにするべきであるといえるのです。ましてや、素人が生半可な装備でスズメ蜂の巣を撤去するという事態に至っては、タブー中のタブーといえるのかもしれませんね。
もちろん、プロの害虫駆除業者ともなると、スズメ蜂の巣の撤去という仕事も過去に何度も行っていることから、プロとしての駆除マニュアルやノウハウというのもあるハズです。私も以前テレビを見ていたら、お笑いタレントがスズメ蜂の巣の撤去に挑戦するという番組を放送していたことがあります。その時は、スズメ蜂駆除用の防護服や顔が網で覆われたヘルメットをかぶっていましたね。それに、例えスズメ蜂の巣を撤去できたとしても、周りに飛び散ったスズメ蜂に近所の人が刺されるという二次災害も発生するかもしれませんね。